チェンソーマンのボールペンを作ろうとして、水星の魔女ボールペンになった件
某月某日、チェンソーマンのボールペンを製作することを思い立った。理由は単純で、スターウォーズのハンソロ版ボールペンが使いやすかったからだ。
これはクロスのエックスというボールペンで、クロスにとっては入門用ボールペンとなる。2022年11月25日時点で、楽天から税込み3,480円で、冒頭画像の無印シルバー版を購入できた。
(クロスエックスのハンソロ版はYahoo!で税込み8,800円だった)
スターウォーズのハンソロも悪くない… いや、大変に良い。(もしも「悪くない」と言ったらが、どこかの熱心なファンから石が飛んで来るかもしれない)
しかし日本では現在、チェンソーマンが人気を集めている。主人公は食パンを食べて生きている。「生きていくためならば何でもやるよー!」といった適当さが良いのもしれない。少なくとも僕は、あの本音で精一杯に生きようとしている主人公が大好きだ。
だから無印グラファイトグレー色のエックスというボールペンに、安っぽいシールなどを貼ってキャラクターグッズ化しようと考えたのだ。何しろハンソロ様は限定モデルであり、日本で探した限りでは「最後の一本」だった。
(稀にオークションサイトに出品されるので、執念深ければ中古品を入手できるかもしれない)
デザイン的にも円筒形なので、シワなく綺麗にシールを貼ることができそうに見えた。
しかし実際にクロスのエックス・ボールペンにシール類を貼ろうとして、思いがけない壁にぶち当たった。
「あまりに人気があり過ぎて、シール類が調達できない」のである。単行本の帯などから絵柄を切り貼るという方法もあるけれども、そちらは紙製だ。みじめっぽい雰囲気が取り柄のチェンソーマンだけれども、さすがに少し寂し過ぎる。
残念ながらチェンソーマンはあきらめて、別な人気モノを…
そうしてスーパーのお菓子コーナーを彷徨っていた僕が見つけたのが、機動戦士ガンダム “水星の魔女” だ。さすがはヒット商品を連続しているヤマザキ (ヤマザキビスケット) だ。もう水星の魔女がお菓子になっているとは、やることにソツがない。
(「戦いは二手三手先を読んでやるものだよ」という某シャア・アズナブルのセリフが思い出される。「やるな、ヤマザキ!」だ)
で、四層ハニカム構造のお菓子を美味しく完食し、外袋を丁寧に洗浄して、両面テープでエックス・ボールペンに貼り付けたという訳だ。
ちなみに最初は二か所に貼っていたけれども、見た目がイマイチということもあって、ペン先に近い方は取り除いてしまった。それで最終的に冒頭画像のようになっている。
それでも「これはガンダムじゃありません」とは、誰も思わないだろう。少なくとも我が家のお嬢様は、「これはガンダムだ!」と言い切ってくれた。
最初は指先に近い部分には滑り止めとしてシールが必要かと思っていたら、口金部分に透明マニキュアを塗るだけで快適に利用できると判明した。
(なおハンソロ版のエックス・ボールペンは口金部分がブラック塗装となっているので、滑って困るようなことはない。ボディ部分もマット仕上げではないので、そこでも滑ってしまう心配は全くない)
ちなみにペン先が出ているけれども、それは替芯の後ろに割り箸の切れ端を付け足している。本来のエックスは変型ロボットのように、ボールペンの両端を引き伸ばした時にペン先が出てくる特殊機構を採用している。
どうして変な真似をしているかというと、その方がバランスが良くて “書きやすい” からだ。本来の使い方をすると、僕的にはイマイチな重心バランスとなってしまう。持ち歩きたい時は、ペン先へキャップ代わりのセロテープ・カバーなどを貼ってやれば良い。
そういえばこのボールペン、我が家の家人に渡してみたら、三分ほどアレコレと頑張っていたけれども、結局は使い方が分からなくてギブアップした。高級ボールペンにお馴染みのツイスト式(捻り式)でなければ、ノック式でもない。単純に引っ張ったり、押し込んだりするだけだ。
(本来ならば、こういう状態の時にペン先が出て来るようになっている。使い勝手はともかく、見た目はカッコ良い)
そういえば今回のチェンソーマン・ボールペン計画だけれども、そもそもは上記のボールペンを見ていて思いついたりする。こちらは超人ハルクのキャラクター版エックス・ボールペンだけれども、なんだか寂しいと感じてしまったのだ。
こんな風に超人ハルクが描かれている。最初のうちは某グラップラー格闘マンガの登場人物みたいで面白かったけれども、やっぱり時間が経つにつれて寂しくなって来た。
で、チェンソーマン –> スーパーを徘徊 –> ヤマザキビスケットのお菓子 –> 機動戦士ガンダム “水星の魔女” へ行きついたという訳だ。
今回の説明は以上の通りだ。気が向いたら別の絵柄に変更しても構わないし、そのうちにチェンソーマンのお菓子なども復活するだろう。呪術廻戦なども捨てがたい。
(シン・ウルトラマンも悪くないかと思う。銀色だし、βカプセル化したくなるかな?)
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:小野谷静