空気清浄機の選び方と活用方法
今回は純粋に技術的な話。
ぼくは花粉症だけれども、2021年4月1日時点で絶好調だと言える。今年は空気清浄機をフル活用しているおかげだ。
冒頭画像から全てを理解できた人もいるだろうけれども、同じことに挑戦してみたいと思う人のため、具体的な作業内容を紹介させて頂くことにする。
(言い訳としては、我が家は駅近で車道沿いの住まいである。24時間給気口のフィルターが短期間で真っ黒になってしまうので、対策が必須よ。特に物置部屋は車道側に面しているし)
基本コンセプト
さて前述の通り、我が家は駅近で車道沿いに存在している。もちろん駅近なのに閑静で、空気のきれいな高級住宅に住むのが理想的な解決策だ。しかし残念ながら、ぼくの給料では夢物語だ。
そもそもお金を稼ぐために、せっせとブログを書いているのだ。現実はキビシイのである。
そして今は春も真っ盛りである。2021年は晴天にも恵まれているし、くしゃみの原因物質が空気中を漂っている。
だから我が家の場合には、まず玄関や台所近くに空気清浄機を設置している。できるだけバリアーのように、物質の室内への進入を阻止しようという基本コンセプトだ。
大抵の住宅では、これに加えてリビングに空気清浄機を設置すれば、だいたい室内全てをカバーできると言って差し支えないだろう。今は24時間換気が常識となっているけれども、しょせんは一部屋に一つしか装備されていない。
それら給気口から排気口へは、空気の通り道が出来るの。そこを避ければ、外気に当たる量が減る。本末転倒かもしれないけれども壁を立てて給気口からドアへ空気を流すことにより、ぼくの場合は起床時に目やにが溜まっている程度で済む。
しかし最近、ぼくの部屋(我が家の物置部屋)には座敷童子が住みつくようになってしまった。随分とスマホゲームが好きなタイプの座敷童子だ。
その子が座る場所が、ちょうど空気の流れ道になっているのだ。そのためにクシャミで空気が撹拌され、こちらまで影響を受けてしまう。
そうなると、そもそも24時間フル稼働している給気口から室内へ入って来る空気を、全て問題のない状態へ変化させる必要がある。と、なると、さらに物置部屋に空気清浄機を増設して、その空気清浄機に「全ての空気」を「清浄化」して頂く必要がある。
そう、今年の我が家の基本コンセプトは、「給気口の空気を全て空気洗浄機で処理する」なのである。実に単純明快である。
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具体的な作業内容
さて具体的な作業内容だ。これはMacbook Proの強制空冷化でも採用した、排気ダクト方式を導入することにした。冒頭画像のように、ビニールのパイプで給気口と空気清浄機を直結するというアイディアだ。
これには他にもメリットがあって、必要に応じて空気清浄機へ流し込む外気を、Macbook Proへ切り替えることも容易だ。何しろスーパーのレジ袋のように、恐ろしく薄いビニール袋なので、動かしやすい。
ただし宇宙服と同じで、恐ろしく高い気密性を必要とする。何しろ少しでも漏れがあったら、そこからくしゃみの原因が室内を飛び回る結果になってしまう。
せっかくの工事が無意味になってしまうのだ。そのために小野谷式パイプでは、二リットルサイズの大型ペットボトルを活用している。
パイプ本体の作成方法
これは冒頭画像でお分かりのように、単純にビニール袋をハサミで適当な幅に切り取り、白いガムテープでフチを貼り合わせているだけだ。誰にでも出来ると思う。
ぼくの部屋だと給気口は直径10cm程度の円形だ。だから小学校算数で習ったように、直径を3.14倍すれば必要サイズが分かる。
10 x 3.14 / 2 … つまり約15cm程度の幅があれば良い。2で割っているのは、袋には表と裏があるからだ。ぼくの場合は余裕を持たせて、20cm程度の幅にしている。
さてここで問題となるのは、空気清浄機のタイプである。画像のダイキン空気清浄機のように、両脇の隙間から空気を収集するタイプが望ましい。
なぜなら空気清浄機の吸入部分がオープンになっていると、フィルターの汚れ具合が分かる等のメリットはあるものの、パイプを空気清浄機に貼り合わせることが必要になってしまう。
そうすると空気清浄機が吸引ポンプのようになってしまい、ぼくの部屋の給気口の流入量だけが増加してしまう。だからバランス良く各部屋から給気出来るようにするため、パイプと空気清浄機は直結させない方が望ましいという訳だ。
と、なると、前述のようにスキマから空気を吸い込むタイプが都合良くなる。上記の画像で分かるように、反対側からは室内空気を吸気できるので、給気口だけから空気を吸い上げるような事態は生じにくい。
ちなみにスキマから空気を吸引する方式であれば、別にメーカーは問わない。ぼくの場合は空気清浄機の吸入フィルター部分に、さらに3Mのエアコン用フィルターを貼っている。だから空気清浄機が10年以上前の古いタイプであっても、全く困っていない訳である。
(そろそろ最新型に買い換えたいなあ。しかし予算が…)
給気口との接合部分
ここが小野谷方式として、特許を申請したいと思う程自慢できる部分だ。と、いうのも、単なるビニール袋を給気口に貼り付けるのはムズカシイ作業なのである。
この作業は、ぼくの部屋(我が家の物置部屋)のように、置物という障害物がなくても大変だ。そこでまず、パイプ本体のビニール袋をペットボトルを切り抜いたリングに貼り合わせてしまうのだ。
そしてこのリング付きパイプを、白いガムテープで給気口に貼り付けるという訳だ。これならばペットボトルのリングと給気口のスキマをテープで埋めるだけで良い。
だから接続時の苦労は大幅に軽減されるし、取り外しも簡単である。そして給気口フィルターの交換は、いつでも実施することが可能だ。
ちなみに今回は実施しなかったけれども、ビニール袋を貼り合わせる部分にペットボトルのリングを利用しても良い。そして給気口のフィルターを、このリング部分に装着してしまうのだ。
そうすれば給気口部分にフィルターを装着する場合と異なり、フィルターの汚れ具合を目視することも容易になる。来年も同じことを実施するつもりなので、その際には挑戦してみたいと考えている。
なお作業内容に問題ないかどうかは、もちろん給気口部分に手を当てれば分かるけれども、パイプの膨らみ具合を見れば一目瞭然だ。
そして何より、今年は目が覚めた時に、昨年のように目やに溜まっていることがない! これが空気が正常であることの、何よりの証ではないだろうか。
まとめ
以上が、スターゲートのダニエル・ジャクソン博士のようにアレルギー体質の者にも役立つ「空気清浄機の選び方と活用方法」である。
空気清浄機はスキマから空気を吸入するタイプが望ましく、必要に応じて給気口の空気をパイプでダイレクトに空気清浄機へ流し込むのだ。
なお以上の工法は物置部屋のように排気パイプが設置されても大して目立たないような、家族が全く気にしない場所での利用に限定される。シンデレラのように、物置部屋で仕事する者に幸あれといったところだろうか。
なおいつものように、貴君が上記の作業を実施することによって家族トラブルを起こすことがあっても、当局は一切関知しないので、そのつもりでいて欲しい。なおこのブログ記事は、読み終わって五分後に自動消滅… はしない。
(本記事は、どのくらいの期間に渡ってアクセスされることになるだろうか。ちょっと興味深いところである)
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成: 小野谷静 (おのたにせい)
P.S.
やっぱり腐海の底というか、メーカーの職場は空気が清浄だと実感する今日この頃。(早く在宅勤務が終わって欲しいですな)